太田 和彦 編、吉永 明弘 編
[2024年9月15日 刊行]ヘウレーカ
目次
Ⅰ 神宮外苑再開発を問う
第1章 場所の記憶から照射するジェントリフィケーション ● 北條勝貴
第2章 人と深い関わりのある自然の保全の理念はどうあるべきか――自然の関係的価値の視点からの神宮「外苑」問題 ●鬼頭秀一
第3章 都市における自然の価値――「機能的価値」と「関係的価値」の視点から ●吉永明弘
Ⅱ 持続可能な都市をめざして
第4章 都市の生きた遺産としてのグリーンインフラ ●太田和彦
第5章 ヨーロッパの持続可能な都市の輪郭 ――気候変動への対応、スクラップ&ビルドしない再開発 ●穂鷹知美
第6章 すべての生き物のためにデザインされた共存共栄都市へ――マルチスピーシーズ都市とはなにか ●ルブレヒト・クリストフ
第7章 将来世代にどのような都市を残すか――杜の都・仙台の実践 ●吉永 明弘
Ⅲ 美学と詩学から人と環境との関わりを考える
第8章 生活の時間と公園の時間――都市における自然がもつ美的意義 ●青田麻未
第9章 場所や自然とどのような関係をもつべきか――生態地域主義と環境詩学の視点から ●高橋綾子
終章 より多くの人が都市を故郷と呼ぶ時代に向けて ●太田和彦